冨士子のコラム
今年の夏は、ちょうど暑い時期に主人の郷里・由良に帰っていたので、いつものように夏バテをすることもなく、秋の気配を感じる今日この頃ですが、ちょっとロハスな生活してますか?
日本には、由良(ゆら)と言う地名がいくつかありますが、実は鶴岡の由良には、京都・丹後の由良と鶴岡の由良にまつわる伝説「八乙女(やおとめ)伝説」があります。
臣下に殺された唯一の天皇、崇峻(すしゅん)天皇の第一皇子、蜂子皇子(はちこのおうじ)は蘇我馬子(そがのうまこ)の追手から逃れるため、丹後の由良から何人かの船乗りと船に乗り北へ逃げました。
(丹後の由良には、「蜂子皇子船出の地」という碑があります。)
最初に着いたのが石川県。次に到着したのが佐渡島。佐渡島からまた船に乗り、ある日、荒波にそそり立つ絶壁、その岩上では八人の美しい乙女が笛を吹き、舞を踊り手招きしていたそうです。
丹後の由良からきた船乗りは八人の乙女の何人かと一緒(夫婦)になり漁を始めたそうです。そして、その地が由良と呼ばれるようになりました。
蜂子皇子は由良にいた時に、「月の山に行くように」というお告げの夢を見て羽黒に向かいました。羽黒の山中で三本足の烏「八咫烏」(やたがらす)に出会いそのカラスに導かれ小さな祠(ほこら)を見つけ、そこで修行を始めました。
羽黒山(はぐろさん)という山の名前は、その大烏の羽色に因んで「羽黒山」と称されるようになったとのことです。
蜂子皇子は月山(がっさん)、湯殿山(ゆどのさん)も開き、出羽三山(でわさんざん)の改組と伝えられています。
蜂子皇子を手招きした八人の乙女が舞っていた岩壁の近くに洞窟がありその洞窟と羽黒神社にある鏡池がつながっているという伝説もあります。
蜂子皇子は、能除大師(のうじょたいし=人々の悩みや苦しみを取り除く位の高い僧の意)や弘海(こうかい)などさまざまな名前を持っていました。羽黒山を開いた後は羽黒の人々の面倒をよく見たり、悩みや苦しみに耳を傾け、人々の苦しみを一身に背負ううちに、この世のものではない程のみにくい顔になったと言われています。
蜂子の皇子の墓は、羽黒山の山頂にある出羽三山神社内にあります。
粗末なものですが、現在も宮内庁が墓を管理しているとのこと。
東北地方ただ一カ所の御陵とされています。
※出羽三山は「日本の秘境100選」にも選ばれています。
※伝説はあくまでも伝説ですので、多少の食い違いなどはご了承くださいませ。
由良の由来「八乙女伝説」
日本には、由良(ゆら)と言う地名がいくつかありますが、実は鶴岡の由良には、京都・丹後の由良と鶴岡の由良にまつわる伝説「八乙女(やおとめ)伝説」があります。
臣下に殺された唯一の天皇、崇峻(すしゅん)天皇の第一皇子、蜂子皇子(はちこのおうじ)は蘇我馬子(そがのうまこ)の追手から逃れるため、丹後の由良から何人かの船乗りと船に乗り北へ逃げました。
(丹後の由良には、「蜂子皇子船出の地」という碑があります。)
最初に着いたのが石川県。次に到着したのが佐渡島。佐渡島からまた船に乗り、ある日、荒波にそそり立つ絶壁、その岩上では八人の美しい乙女が笛を吹き、舞を踊り手招きしていたそうです。
丹後の由良からきた船乗りは八人の乙女の何人かと一緒(夫婦)になり漁を始めたそうです。そして、その地が由良と呼ばれるようになりました。
蜂子皇子は由良にいた時に、「月の山に行くように」というお告げの夢を見て羽黒に向かいました。羽黒の山中で三本足の烏「八咫烏」(やたがらす)に出会いそのカラスに導かれ小さな祠(ほこら)を見つけ、そこで修行を始めました。
羽黒山(はぐろさん)という山の名前は、その大烏の羽色に因んで「羽黒山」と称されるようになったとのことです。
蜂子皇子は月山(がっさん)、湯殿山(ゆどのさん)も開き、出羽三山(でわさんざん)の改組と伝えられています。
蜂子皇子を手招きした八人の乙女が舞っていた岩壁の近くに洞窟がありその洞窟と羽黒神社にある鏡池がつながっているという伝説もあります。
蜂子皇子は、能除大師(のうじょたいし=人々の悩みや苦しみを取り除く位の高い僧の意)や弘海(こうかい)などさまざまな名前を持っていました。羽黒山を開いた後は羽黒の人々の面倒をよく見たり、悩みや苦しみに耳を傾け、人々の苦しみを一身に背負ううちに、この世のものではない程のみにくい顔になったと言われています。
蜂子の皇子の墓は、羽黒山の山頂にある出羽三山神社内にあります。
粗末なものですが、現在も宮内庁が墓を管理しているとのこと。
東北地方ただ一カ所の御陵とされています。
※出羽三山は「日本の秘境100選」にも選ばれています。
※伝説はあくまでも伝説ですので、多少の食い違いなどはご了承くださいませ。
由良の由来「八乙女伝説」
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コメント一覧 (4)
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- 2007年09月09日 14:22
- 由良のとを 渡る船人かぢをたえ 行くへも知らぬ 恋のみちかな
なんて百人一首にもありましたけど、これも由良ですね!
ずいぶん昔、実家の両親と主人と羽黒山へ行ったことがあります。
月山や湯殿山には行ったことがないので、また行ってみたいと思います。
最近は修験者というよりは観光客の方が多いようですが…
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- 2007年09月10日 02:49
- 富士子さん、こんばんは♪
八乙女(やおとめ)伝説、はじめて知りました。
>人々の苦しみを一身に背負ううちに、この世のものではない程のみにくい顔になったと
あじゃぁ〜!怖!
逆に聞いてもらった人々はキレイな顔になったことでしょうね。
コアラの苦しみは富士子さんに聞いてもらおうかなぁ〜^^エヘヘ
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- 2007年09月11日 13:37
- コアラさん、こんにちは。
うわぁ〜!そんな解釈もあるんですね!
コアラさんの苦しみなら聞いてあげますよ〜!何でも…
って、そんな苦しみなんて早く捨てちゃいましょうねー!
蜂子皇子船出の地、聞いたことがあります!行った事はないと思うんですが、、、
由良川は帰省した時にいつも眺めていたので、「由良」と聞くと懐かしいです。
そして。。。山形に行ったときには月山に登ったんですよ!
地元のガイドさんと共に。
頂上ではお札を頂いてきました!
山頂近くでは霧が出て、高山植物が見え隠れしてとても幻想的でした!